熱中症になりやすい人の特徴とは?高齢者が特に危険な理由と予防策

熱中症になりやすい人の特徴とは?

熱中症になりやすいのは、65歳以上の高齢者、乳幼児、持病のある人、暑さに体が慣れていない人です。

なかでも高齢者は特に危険で、総務省消防庁の統計では、熱中症で救急搬送される人のうち半数以上を65歳以上が占める状態が毎年続いています。

しかも発生場所として最も多いのは屋外ではなく「住居」、つまり自宅の中なのです。

参考資料:【総務省】熱中症による救急搬送状況

杉山 制空

この記事では、熱中症になりやすい人の特徴と、高齢者が特に危険な理由、そして自宅で今日から実践できる予防策をわかりやすく解説します。宝塚市や西宮市で一人暮らしをされている高齢の方、離れて暮らす親御さんが心配なご家族の方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

結論:熱中症になりやすいのはこんな人

熱中症になりやすい人の特徴は、次のとおりです。

65歳以上の高齢者(特に一人暮らしの方)

乳幼児・子ども

糖尿病・心臓病・腎臓病などの持病がある人

利尿作用のある薬や血圧の薬を飲んでいる人

肥満気味の人

暑さに体が慣れていない人(梅雨明け直後は特に注意)

普段から食事量や水分摂取量が少ない人

過去に熱中症になったことがある人

このうち複数に当てはまる場合は、リスクがさらに高くなります。たとえば「一人暮らしで、持病があり、食が細くなっている高齢者」は、最も注意が必要なタイプといえます。

高齢者が熱中症になりやすい3つの理由

理由1:暑さやのどの渇きを感じにくくなる

年齢を重ねると、体の感覚機能が少しずつ低下します。室温が30度を超えていても「そんなに暑くない」と感じたり、体が水分を必要としていても「のどが渇いた」と気づきにくくなったりします。本人に自覚がないまま脱水が進むのが、高齢者の熱中症の最も怖いところです。

杉山 制空

「のどが渇いてから飲む」では間に合わないため、時間を決めてこまめに水分をとる習慣が欠かせません。

理由2:体内の水分量がもともと少ない

人間の体に占める水分の割合は、成人で約60%ですが、高齢者では約50%まで下がります。もともと蓄えている水分が少ないため、同じ量の汗をかいても、若い人より早く脱水状態に陥ります。

体内水分量
杉山 制空

さらに、腎臓の機能低下により尿として水分が出ていきやすくなることも、脱水を加速させる要因になります。

理由3:汗をかきにくく、体に熱がこもる

汗は体温を下げるための大切な仕組みですが、高齢になると汗腺の働きが弱まり、汗をかきにくくなります。体の中に熱がこもりやすくなり、気づいたときには体温が上がりすぎている、ということが起こります。

杉山 制空

エアコンを我慢する方も多いですが、高齢者の場合は「汗で体温を下げる力」自体が落ちているため、冷房で室温を下げることが若い人以上に重要ということになります・・・。

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高齢者以外で注意が必要な人

持病がある人・薬を飲んでいる人

糖尿病は脱水を起こしやすく、心臓病や腎臓病は水分・塩分の調整機能に影響します。また、血圧の薬や利尿剤には水分を体の外に出す作用があるため、服用中の方は脱水になりやすい傾向があります。

持病のある方は、水分のとり方について、かかりつけ医に一度相談しておくと安心です。特に水分制限を受けている方は、自己判断で飲む量を増やさず、必ず医師の指示に従ってください。

乳幼児・子ども

子どもは体温調節機能が未発達で、身長が低いため地面からの照り返しの熱を大人より強く受けます。お孫さんと外出する機会がある方は、大人が感じる以上に子どもは暑い環境にいることを覚えておいてください。

暑さに慣れていない人

体が暑さに慣れることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。梅雨明け直後や急に気温が上がった日は、体がまだ暑さに対応できていないため、熱中症が急増します。毎年7月中旬から下旬にかけて救急搬送が集中するのは、このためです。

室内でも熱中症になる:高齢者の発生場所は「住居」が最多

「熱中症は炎天下で起こるもの」と思われがちですが、実際には高齢者の熱中症の約4割は自宅で発生しています。屋外での作業中や運動中よりも、「自宅で普段どおり過ごしていたのに」というケースのほうが多いのです。

室内でも熱中症になる

自宅で熱中症になりやすい状況には、次のようなものがあります。

  • 「もったいない」とエアコンをつけない
  • 窓を閉め切ったまま過ごしている
  • 就寝中にエアコンを切ってしまう
  • 食事を抜いて、水分も塩分も不足している

特に夜間は注意が必要です。熱帯夜にエアコンを切って寝ると、寝ている間に脱水が進み、朝方に具合が悪くなることがあります。

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熱中症になりやすい人がとるべき予防策

エアコンは「28度以下」を目安にためらわず使う

室温28度以下、湿度70%以下が目安です。電気代を心配される方は多いですが、熱中症で入院した場合の負担を考えれば、夏場の冷房費は命を守るための必要経費です。温度計を居間と寝室に置き、数字で室温を確認する習慣をつけましょう。感覚に頼らないことが大切です。

水分は「のどが渇く前に」時間を決めて

起床時・朝食時・10時・昼食時・15時・夕食時・入浴前後・就寝前など、時間を決めてコップ1杯ずつ飲むのがおすすめです。1日あたり食事以外で1.2リットル程度が目安になります。

杉山 制空

麦茶やほうじ茶などカフェインの少ない飲み物が適しています。大量に汗をかいたときや脱水が疑われるときは、水分と塩分を同時に補える経口補水液が有効です。

1日3食きちんと食べる:食事は最大の水分・塩分補給源

見落とされがちですが、人間は1日に必要な水分の約半分を食事からとっています。ごはん、味噌汁、おかずには水分と塩分が含まれており、3食きちんと食べること自体が熱中症予防になります。

杉山 制空

逆にいえば、夏バテで食欲が落ち、食事を抜いてしまうと、水分も塩分も同時に不足し、脱水のリスクが一気に高まります。「暑くて食べる気がしない」という状態が続くときは、それ自体が熱中症の危険信号だと考えてください。

離れて暮らす家族ができること

宝塚市や西宮市に高齢の親御さんが一人で暮らしているご家族は、次の点を意識してみてください。

  • 電話やLINEで「今日エアコンつけてる?」と具体的に聞く(「大丈夫?」だけでは「大丈夫」と返ってきます)
  • 帰省時に温度計を居間と寝室に設置する
  • エアコンのリモコン操作を一緒に確認しておく
  • 冷蔵庫に麦茶や経口補水液を常備してもらう
  • 食事をきちんととれているか、体重が減っていないかを確認する
杉山 制空

毎日の見守りが難しい場合は、配食サービスの手渡しによる安否確認を活用する方法もあります。ニコニコキッチン宝塚西宮店では、お弁当をお届けする際にスタッフが直接手渡しし、お客様の様子を確認しています。応答がない場合はご家族へ連絡する体制をとっており、夏場の見守りとしてご利用いただくケースも増えています。
《総括》自分は「熱中症になりやすい人」だと自覚することが最大の予防

熱中症になりやすいのは、高齢者・乳幼児・持病のある人・暑さに慣れていない人です。特に65歳以上の方は、暑さやのどの渇きを感じにくく、自宅にいても熱中症になる危険があります。

予防の基本は、次の3つです。

  • エアコンで室温28度以下を保つ
  • のどが渇く前に、時間を決めて水分をとる
  • 1日3食きちんと食べて、食事から水分と塩分を補給する

「自分は大丈夫」と思っている方ほど危険です。当てはまる特徴が一つでもあれば、「自分はなりやすい」と自覚して、今日から対策を始めてください。

杉山 制空

宝塚市・西宮市で食事の準備にお困りの方、離れて暮らすご家族の見守りをお考えの方は、ニコニコキッチン宝塚西宮店までお気軽にご相談ください。

《総括》自分は「熱中症になりやすい人」だと自覚することが最大の予防

熱中症になりやすいのは、高齢者・乳幼児・持病のある人・暑さに慣れていない人です。特に65歳以上の方は、暑さやのどの渇きを感じにくく、自宅にいても熱中症になる危険があります。

予防の基本は、次の3つです。

  • エアコンで室温28度以下を保つ
  • のどが渇く前に、時間を決めて水分をとる
  • 1日3食きちんと食べて、食事から水分と塩分を補給する

「自分は大丈夫」と思っている方ほど危険です。当てはまる特徴が一つでもあれば、「自分はなりやすい」と自覚して、今日から対策を始めてください。

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