小泉進次郎農水大臣が発表した政府備蓄米の新方式により、備蓄米購入の状況が大きく変わろうとしています。
これまでの競争入札から随意契約へと変更され、国が直接大手スーパーなどに売り渡すことで「5キロ2000円」での店頭販売が実現する見込みです。
ドン・キホーテやアイリスオーヤマなど19社が既に申し込みを行い、6月上旬には店頭で安価な備蓄米を見ることができるようになります。
しかし「どこで買えるの?」「見分け方は?」「本当に美味しいの?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。
この記事では、2025年最新の政策変更を踏まえ、スーパーでの具体的な購入場所、価格相場、政府備蓄米の見分け方から長期保存米の選び方まで、あなたの備蓄米に関する全ての疑問にお答えします。
賢い消費者として、この変革期を上手に活用しましょう。
備蓄米はどこで買える?【最新情報】
政府備蓄米購入に関する最新情報(2025年7月8日現在)
2025年7月8日現在、コンビニでは主要3社の取り扱いが継続・一部拡大中。オンラインではLOHACO第2回予約販売が本日午前より開始され、Amazonの在庫も確認できています。地方小売店はイオン北海道など既報の展開が継続中です。
コンビニエンスストアでの購入状況
企業 | 商品仕様 | 販売状況 |
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ファミリーマート | 政府備蓄米 精米1kgパック (税抜360円/税込388円) |
全国ほぼ全店で販売中。中部・北陸エリア展開完了。〈購入制限:1人1点〉 |
セブン-イレブン | 政府備蓄米 無洗米2kgパック (税抜718円/税込775円) |
7月8日より京都府で新規発売開始(順次店舗により発売時刻が異なる)。その他エリアは順次拡大予定。 |
ローソン | 政府備蓄米 精米1kgパック(税込389円)/2kgパック(税込756円) | 全国大半の店舗で販売中。〈購入制限:1人1点〉 |
オンラインでの購入状況
サイト | 商品仕様 | 最新状況 |
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LOHACO by ASKUL | 政府備蓄米 10kg(5kg×2袋) (税込4,320円) |
本日7月8日午前中より第2回予約販売開始(57,205袋分/約572トン)。発送は7月14日~18日の予定。 |
Amazon.co.jp | by Amazon 国産ブレンド米 政府備蓄米 令和3年産 5kg (税込1,944円) |
在庫ありを確認(7月8日12:15時点)。〈購入制限:1人1点〉。 |
ファミマオンライン | 政府備蓄米 精米2kgパック (税込756円) |
7月4日〜5日の予約期間終了。受取は7月17日~23日の予定。今後7月中旬・下旬に各回約2万袋追加予定。 |
ミニストップオンライン | 令和4年産国産備蓄米5kg (税込2,138円) |
7月2日18時で予約締切。次回受取分は7月8日12:00~14日のみ。対象:東北・関東・九州一部店舗。〈購入制限:1人1点〉 |
地方小売店での購入状況
小売店 | 実施開始日 | 内容量 | 価格(税込) | 販売店舗・数量・条件 |
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イオン北海道 | 7月4日〜 | 5kg | 2,138円 | 全183店で順次販売中。1家族1点限り。 |
カインズ | 7月3日 | 5kg | 未公表 | 12店で店頭販売中。 |
ヤオコー | 7月1日〜 | 5kg/10kg | 2,160円/4,298円 | 全国75店舗で展開中。 |
マルト | 6月21日〜 | 5kg | 未公表 | 36店舗で限定2,000袋。1家族1袋限り。 |
最新情報は在庫状況や販売開始日時が流動的です。ご購入前に各社公式サイトや店舗でのご確認をお勧めします。
【備蓄米】全国各地での新規販売
ベルジョイス(28店舗)
2025年7月1日より、福岡県を中心に展開するベルジョイスが28店舗で政府備蓄米(2022年産/5kg税込約2,138円)の販売を開始しました。購入は1家族1袋限りで、各店開店時に整理券を配布します。
コープさっぽろ「トドック」
6月30日(月)より宅配システム「トドック」で注文受付を開始します。
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商品:くらし応援米(政府備蓄米)令和3年産
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規格・価格:5kg 1,922円(税込)、2kg 778円(税込)
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店舗では6月24日より全109店舗で販売中(1家族いずれか1点限り、予約不可)
LOHACO by ASKUL(Yahoo!ショッピング)
6月30日(月)午前中より、政府備蓄米約1,100トンを予約販売で順次再開します。
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第1回販売
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販売数量:10kgパック(5kg×2)×52,260袋分(約523トン)
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価格:4,320円(税込)
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発送:7月4日(金)~7月11日(金)
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第2回販売(7月8日開始予定)
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販売数量:10kgパック×57,205袋分(約572トン)
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価格:4,320円(税込)
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発送:7月14日(月)~7月18日(金)
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やまや(14店舗)
やまやは6月29日、全国の一部店舗14店で政府備蓄米5kgを本体価格1,980円(税込2,138円)で数量限定販売します。販売数は店舗ごとに60~164袋で、開店30分前から整理券を配布し、1家族1点限りとなります。
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盛岡本宮店(岩手)60袋
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都南店(岩手)60袋
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郡山朝日店(福島)60袋
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荒井店(福島)60袋
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洋光台店(神奈川)90袋
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北野台店(東京)90袋
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南柏店(千葉)90袋
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松戸栄町店(千葉)90袋
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船越店(広島)100袋
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府中店(広島)164袋
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吉田店(広島)100袋
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井口店(広島)100袋
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せせらぎ店(広島)100袋
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南岩国店(山口)100袋
ダイユーエイト(9店舗)
ホームセンターダイユーエイトは6月29日、福島県内9店舗で政府備蓄米(令和4年度産)10kgを税込4,320円で販売します。販売数は各店100~200袋で、開店30分前から引換券を配布し、1家族1点限りとなります。
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福島黒岩店:200袋(開店9:00/引換券8:00)
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保原店:200袋(同9:00/8:00)
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会津若松店:200袋(同9:00/7:30)
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福島鎌田店:100袋(同9:00/8:30)
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福島西店:200袋(同9:00/8:00)
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川俣店:100袋(同9:00/8:30)
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二本松店:100袋(同9:00/7:30)
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いわき好間店:100袋(同9:00/7:30)
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原町店:100袋(同9:00/7:30)
セブン‐イレブン(和歌山県)
セブン‐イレブンは6月29日から和歌山県内の全店で「政府備蓄米 無洗米 2kgパック」を税別718円(税込775円)で販売開始します。6月28日から北海道・愛知・岐阜・千葉で取り扱いを始め、順次全国へ拡大しており、7月末までに全国展開を完了する予定です。
PLANT(7店舗)での令和3年産販売
株式会社PLANTは6月28日開店時より、SUPER CENTER PLANT計7店舗で随意契約の政府備蓄米(令和3年産)を販売開始しました。価格は5kg税抜1,680円(税込1,814円)で、政府備蓄米80トンを調達しており、今後も準備が整い次第各店で販売を予定しています。
販売店舗と数量は以下の通りです
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福島県:大玉店(150点)
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新潟県:聖籠店(150点)、横越店(150点)、見附店(150点)、刈羽店(60点)
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岐阜県:瑞穂店(190点)
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京都府:木津川店(150点)
当日は整理券を配布し、お1家族様1点限りの販売となっています。
ホームセンターバローの17店舗での販売
ホームセンターバローは6月28日から、岐阜・愛知・三重・静岡の17店舗で政府備蓄米(令和4年産)の販売を開始しました。価格は10kg税込4,320円で、販売方法は整理券を8時30分から配布し開店後販売する方式となっています。
主要な販売店舗には、高山店、関緑ヶ丘店、領下店、美濃加茂店、勝幡店、正木店、羽島インター店、瑞浪中央店、久居インター店、各務原中央店、小牧岩崎店、浜松浜北店、藤岡店、瀬戸店が含まれ、6月29日には守山店、高蔵寺店が追加されます。朝7時からお並びを受け付け、それ以前は近隣の方への迷惑を考慮し遠慮を呼びかけています。
セブン-イレブンの取扱店舗拡大
セブン-イレブンは6月28日から北海道、愛知県、岐阜県、千葉県で取扱店舗を拡大しました。続いて6月29日には和歌山県、7月1日には三重県、岡山県での販売開始を予定しており、7月末までに全国展開を完了する予定です。
商品は「政府備蓄米 無洗米 2kg」で、価格は税別718円(税込775円)となっています。
イオン九州宮崎店での販売
イオン九州は6月28日午前9時から、宮崎店(宮崎市)で政府備蓄米を発売しました。価格は5kg税抜1,980円(税込2,138円)で、限定1,500袋、1家族1点限りとなっています。
沖縄ファミリーマートの約330店舗での販売
沖縄ファミリーマートは6月28日から、県内の約330店で2021年産政府備蓄米を2kg756円(税込み)で販売開始しました。28日には各店12袋を販売し、1人1袋限り、店での予約はできません。次回は7月中旬を予定しており、24時間営業のため店舗によって商品の搬入時間が異なります。
カインズ – 関東・中部37店舗で販売開始
カインズでは6月27日から関東・中部地域の37店舗で政府備蓄米の販売を開始します。
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商品: 政府備蓄米(令和4年産)
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価格: 5kg税込2,150円、10kg税込4,280円
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販売店舗: FC大曲店、川島インター店、鶴ヶ島店、北本店、蓮田店、大宮店、新座店、浦和美園店、朝霞店、松伏店、青梅インター店、昭島店、八王子長房店、町田多摩境店、城山店、りんかんモール店、御殿場店、富士宮店、長泉店、富士宮小泉店、富士店、沼津店、富士宮島店、修善寺店、清水店、静岡羽鳥店、藤枝店、掛川店、磐田豊岡店、袋井店、浜松都田テクノ店、磐田店、浜松市野店、浜松雄踏店、福岡新宮店、直方店、熊本宇土店
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購入制限: 1家族1点限り
いわて生協の県内全域展開
いわて生協は6月27日、農林水産省との随意契約により調達した政府備蓄米を県内全16店舗で販売開始しました。商品は令和3年産備蓄米(複数原料米・国内産)5kgで、価格は本体1,800円(税込1,944円)となっています。1家族1点限りの購入制限があり、お取り置きや予約は受け付けていません。
また、宅配サービスでは7月3週号企画で販売を開始し、6月30日より案内配布、7月7日より注文受付を開始する予定です。
イオン北海道の9店舗追加展開
イオン北海道は6月27日から9店舗で政府備蓄米の販売を拡大しました。前日の6月26日に札幌平岡店、旭川西店、苫小牧店の3店舗で先行販売を開始し、約1,800袋を用意したものの午後2時には完売するなど大きな反響がありました。
27日から追加販売される店舗と数量は以下の通りです。
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ザ・ビッグイーストモール店(帯広市):210袋
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ザ・ビッグ西岡店(札幌市):220袋
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ザ・ビッグ宮前通店(旭川市):220袋
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ザ・ビッグ文苑店(釧路市):220袋
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ザ・ビッグ東雁来店(札幌市):220袋
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まいばすけっと南3条東5丁目店(札幌市):80袋
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イオン上磯店(北斗市):225袋
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イオン帯広店(帯広市):225袋
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マックスバリュ上江別店(江別市):170袋
価格は5kg税別1,980円(税込2,138円)で、1家族1点限りとなっています。
関西フードマーケットの継続展開
関西フードマーケット(イズミヤ・阪急オアシス・関西スーパー)は6月27日から、神戸玉津店、多田店をはじめとする複数店舗で政府備蓄米の販売を継続しています。令和4年産備蓄米精米5kgを本体価格1,990円(税込2,150円)で販売し、1家族1袋限りとなっています。
東急ストア15店舗での販売開始
東急ストアは6月26日、15店舗で農林水産省との随意契約により調達した政府備蓄米を販売開始しました。2021年産米で、価格は2kg税別720円(税込778円)、5kg税別1,780円(税込1,922円)となっており、1家族1点限りの購入制限があります。東急ストアネットスーパー、プレッセネットスーパー、東急ストアオンラインショップでは販売されません。
販売店舗は以下の通りです
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あざみ野店(5kg 110袋、2kg 120袋)
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大岡山店(5kg 80袋、2kg 100袋)
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金町店(5kg 110袋、2kg 110袋)
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鎌倉店(5kg 110袋、2kg 110袋)
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蒲田店(5kg 80袋、2kg 80袋)
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湘南店(5kg 110袋、2kg 80袋)
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新丸子店(5kg 100袋、2kg 110袋)
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すすき野店(5kg 110袋、2kg 100袋)
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洗足店(5kg 50袋、2kg 50袋)
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高島平店(5kg 80袋、2kg 60袋)
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中央林間店(5kg 120袋、2kg 100袋)
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中目黒本店(5kg 100袋、2kg 100袋)
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中山店(5kg 120袋、2kg 100袋)
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藤が丘店(5kg 80袋、2kg 110袋)
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フレル・ウィズ自由が丘店(5kg 80袋、2kg 110袋)
ユニオン沖縄での午後販売
フレッシュプラザユニオンを運営する野嵩商会は6月26日午後3時から、2021年産(古古古米)の政府備蓄米「ガチ米ですから!」を全店で販売開始しました。価格は5kg税別1,770円(税込1,911円)で、1家族1点限り、当日午前11時に各店舗で整理券を配布し、販売は午後4時までとなっています。
各店の販売数量は多い順に、スカラ国際通り店300袋、ユニオンあげな、赤道、あわせ、北谷、宇地泊、中城、経塚、津嘉山、古島、スカラおろくで各200袋などとなっています。
カインズの北海道2店舗での販売
カインズは6月26日、FC星置店とFC花川店の2店舗で政府備蓄米(令和4年産)の販売を開始しました。価格は5kg税込2,150円で、1家族1点限りとなっています。
ローソンストア100 – 全国316店舗で販売開始
ローソンストア100は6月24日に318店舗、6月25日に316店舗で「政府備蓄米 5kg(令和3年産)」(税込1,944円)の販売を継続しています。これは令和3年産のいわゆる「古古古米」で、1店舗当たり10袋が入荷予定、購入は1家族1点までとなっています。販売対象地域は6月25日が東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、岐阜県、大阪府、兵庫県となっています。
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商品: 政府備蓄米 5kg(令和3年産)
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価格: 税込1,944円
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販売店舗: 全国316店舗(25日販売開始分)
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購入制限: 1家族1点限り
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特徴: コンビニエンスストアでの政府備蓄米販売として注目
ヤマザワの山形・宮城15店舗での販売
ヤマザワは6月25日午前9時30分から、山形県・宮城県内の計15店舗で政府備蓄米(令和3年産)の販売を開始しました。価格は5kg税別1,800円(税込1,944円)で、合計3,500袋を販売する予定です。当日は混雑状況に応じて整理券を配布し、1家族1点限りの購入制限を設けています。
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商品: 令和3年度 政府備蓄米(精米)5kg
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価格: 税込1,944円(本体価格1,800円)
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販売店舗: 山形県10店舗、宮城県5店舗の計15店舗
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販売開始時間: 午前9時30分
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購入制限: 1家族1点限り
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特徴: 混雑状況に応じて整理券を配布予定
販売店舗は山形県10店舗(山形市4店舗、天童市、寒河江市、南陽市、米沢市、酒田市、鶴岡市各1店舗)、宮城県5店舗(仙台市3店舗、多賀城市、塩釜市各1店舗)で展開されています。
イオンパークプレイス大分店 – 2,000袋の大規模販売
イオン九州では本日6月25日午前9時からイオンパークプレイス大分店で政府備蓄米の販売を開始します。
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商品: 国産備蓄米5kg
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価格: 税込2,138.40円(本体価格1,980円)
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販売数量: 2,000袋
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販売開始時間: 午前9時
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購入制限: 1家族1点限り
ドン・キホーテ – 中国・四国地方で販売開始
ドン・キホーテでは本日6月25日から中国地方と四国地方の複数店舗で政府備蓄米の販売を開始します。
中国地方の販売店舗
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岡山県:ドン・キホーテ倉敷店(約280袋、整理券8時〜、販売9時〜)
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山口県:ドン・キホーテ下関長府店(約280袋、整理券8時45分〜、販売10時〜)
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鳥取県:MEGAドン・キホーテ米子店(約280袋、整理券8時〜、販売9時〜)
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島根県:MEGAドン・キホーテ出雲店(約280袋、整理券8時〜、販売9時〜)
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広島県:MEGAドン・キホーテ松永店(販売8時〜)
四国地方の販売店舗
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香川県:ドン・キホーテ パウ高松店(約280袋、整理券9時〜、販売10時〜)
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愛媛県:ドン・キホーテ松山店(約280袋)
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商品: 2022年産 政府備蓄米5kg
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価格: 税込2,139円
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特徴: 購入には同社アプリの登録とクーポン取得が必要
コープさっぽろの全店舗展開
コープさっぽろは6月24日、農林水産省との随意契約により調達した政府備蓄米を全店舗(109店舗)で販売開始しました。商品は2021年産の備蓄米で、価格は2kg税抜720円(税込778円)、5kg税抜1780円(税込1922円)となっており、1家族いずれか1点までの購入制限があります。宅配システムトドックでは6月23日からカタログを配布し、6月30日から注文受付を開始予定です。
イズミグループの全面展開
イズミグループ各社(ゆめマート北九州・ゆめマート熊本・サンライフ・デイリーマート・ユアーズ)は6月24日から政府備蓄米の販売を開始しました。商品は2021年産の備蓄米で、価格は5kg本体価格1,750円(税込1,890円)となっています。サニー店舗では6月24日朝9時から販売を開始しています。
イオン琉球の57店舗での沖縄展開
イオン琉球は6月24日午前9時から、沖縄県内のイオン、イオンスタイル、マックスバリュ、ザ・ビッグ、イオンドラッグ計57店舗で備蓄米の販売を開始しました。2021年産米で価格は5kg税別1,780円、1家族1点限りとなっており、一部店舗では整理券を配布しています。同社は随意契約による政府備蓄米を1,000トン調達しています。
【備蓄米販売】コンビニエンスストア各社の参入
ローソンの全国展開継続
ローソンは6月14日から沖縄県を除く全国約13,800店舗で「政府備蓄米 2kg」の販売を継続しています。価格は2kg税抜700円(税込756円)で、1店舗あたり2個の販売となっています。6月下旬から7月上旬には2回目の販売を予定しており、備蓄米500トンを調達済みです。
セブン-イレブンの展開状況
セブン-イレブンは6月17日から東京都、大阪府、愛媛県、香川県、徳島県、高知県で「政府備蓄米 無洗米 2kg」の販売を開始しました。価格は税抜718円(税込775円)で、6月末までに約7,000店舗での販売を予定しています。7月には全国約21,000店舗での取り扱いを目指しています。
オンライン流通の役割拡大
ECプラットフォームの即時対応
楽天グループは5月29日から「楽天生活応援米」として5kg1,980円(税別)で販売を開始し、初回分が即日完売。楽天24、Rakutenグルメ館、楽天マートの3チャネルで順次展開し、6月7日から発送を開始予定。送料込み2,178円の価格設定で、地方在住者へのアクセス改善を図っています。
専門通販サイトの参入
アイリスオーヤマは5月31日から自社通販サイト「アイリスプラザ」で5kg2,160円(送料別)の販売を開始。東北地方の精米工場で加工後、首都圏と宮城県内のホームセンターで同時展開します。グループ内の垂直統合型サプライチェーンを活用した迅速な対応が特徴的です。
消費者行動の変容と課題
購買パターンの多様化
従来の10kg単位購入から、1-2kg単位の小容量需要が23%増加(農水省4月末調査)。特に都市部の単身世帯で顕著な傾向が見られ、コンビニ各社の戦略が需要変化に合致しています。
品質認識の差異化
2021-2022年産の古米使用に対する消費者意識調査では、58%が「価格優先」、32%が「鮮度重視」と回答。政府は貯蔵技術の説明強化を進めるが、一部地域では地元産米に固執する米穀店の苦悩も報告されています。
目標価格と販売時期
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目標価格: 5kg2000円(税抜)、2160円(税込)
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販売開始: 早ければ6月上旬、最短で6月2日から
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売り渡し価格: 玄米60kgあたり1万700円(税抜)
申し込み状況:19社が合計9万824トン
5月27日午前9時時点の申し込み状況
農林水産省の発表によると、19社から合計9万824トンの申し込みがありました。これは当面の放出枠30万トンの約3割に相当します。
主要な申し込み企業と申し込み量
申し込みを行った企業は以下の通りです
【大手小売チェーン】
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パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテ運営会社): 1万5000トン
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アイリスアグリイノベーション(アイリスオーヤマグループ): 1万トン
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楽天グループ: 1万トン
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サンドラッグ: 1万2866トン
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オーケー: 1万500トン
【その他参加企業】
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カインズ(5000トン)
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ゼンショーホールディングス(1200トン)
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ベルク(1200トン)
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ミスターマックス(5000トン)
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シジシージャパン(5000トン)など
アイリスオーヤマ:最速6月2日販売開始
アイリスオーヤマは販売第1号を目指し、6月2日(月)からの販売開始を予定していますが、5月30日時点で既に政府備蓄米の精米・製品化を完了し、販売店への出荷準備が整っています。
【販売詳細】
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販売場所: 自社のインターネット通販サイト、ホームセンター
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価格: 5kg2160円(税込)
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商品: 2022年産米、「和の輝き」のパッケージを使用
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表示: 政府備蓄米であることがわかるシールを貼付

ドン・キホーテでの販売予定
PPIH(ドン・キホーテ運営会社)の参加
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテの運営会社)も随意契約に参加し、1万5000トンという大規模な申し込みを行いました。
同社は「米に関しては利益を求めない形」での販売を予定しており、6月上旬からドン・キホーテ店舗で安価な備蓄米が購入できる見込みです。
イオンなど他の大手チェーンの動向
イオン:2万トン販売予定
イオンは別途申し込みを行い、約2万トンを販売する予定を発表しています。6月初旬から全国のイオン店舗で順次販売開始予定です。
その他の大手チェーン
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セブン&アイ・ホールディングス: イトーヨーカドーが参加表明
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楽天グループ: 1万トン超の申し込み
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カインズ: ホームセンター大手として参加
【備蓄米】購入可能な店舗と見つけ方
6月上旬から購入可能になる店舗
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アイリスオーヤマ: ホームセンター、オンライン通販(6月2日〜)
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ドン・キホーテ: 全国店舗(6月上旬〜)
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イオン: 全国店舗(6月初旬〜)
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イトーヨーカドー: セブン&アイグループ店舗
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オーケー: ディスカウントスーパー
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サンドラッグ: ドラッグストア
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カインズ: ホームセンター
備蓄米の見分け方
随意契約による備蓄米は以下の特徴があります
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価格: 5kg2000円台(税込2160円前後)
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表示: 「政府備蓄米」または備蓄米であることがわかるシール
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パッケージ: 各社のブランド商品として販売される場合もある
中小スーパーへの影響と課題
中小スーパーの不安
年間1万トン以上の取り扱いが条件となっているため、中小スーパーは今回の随意契約の対象外となっています。一部の中小スーパーからは「今ある備蓄米が在庫になってしまう」との懸念も出ています。
小泉大臣は「今後は小規模な商店などにもきめ細かく備蓄米を届けられるよう、随意契約の形を変えることも含めて考える」と述べており、制度の拡充も検討されています。
【今後の展望】継続的な供給体制
小泉大臣は「1万トン以上にこだわることなく対応を考えたい」と述べ、より多くの事業者が参加できるよう要件の柔軟化も検討しています。
市場への影響
19社による9万824トンの申し込みは、小泉大臣が「予想以上の好スタート」と評価しており、米価抑制効果が期待されています。
2025年6月上旬から、アイリスオーヤマ、ドン・キホーテ、イオンなどの大手小売店で、5kg2000円台という従来の半額程度の政府備蓄米が購入可能になります。最も早いのはアイリスオーヤマの6月2日販売開始予定です。
『備蓄米はどこで買える』備蓄米販売スーパー【一覧】
大手スーパー(イオンなど)での備蓄米取り扱い状況と価格帯
イオンにおける備蓄米の販売状況と価格例
大手スーパーマーケットチェーンのイオンでは、政府備蓄米の放出に合わせて、積極的に取り扱いを行っています。
2025年5月現在、全国のイオンやマックスバリュなどの系列店舗で、「複数原料米 国内産」といった表示の、備蓄米由来と考えられる商品が販売されています。
価格帯としては、5kgあたり3,000円台後半から4,000円弱程度が中心となっており、同品質の通常米と比較して1割から2割程度安価な設定が見られます。
例えば、トップバリュブランドからも「お徳用米」などの名称で提供されている場合があります。
ただし、店舗の規模や地域、仕入れ状況によって在庫や価格は変動するため、最寄りの店舗で直接確認するのが最も確実です。
「備蓄米 イオン」と検索されている方は、イオンの公式ウェブサイトやアプリでチラシ情報をチェックするのも有効です。購入制限が設けられている場合もあるため、注意が必要です。
マックスバリュにおける備蓄米の販売状況
マックスバリュは現在、政府備蓄米や備蓄米由来の商品を販売しており、今後さらに販売体制が拡充される予定です。イオングループの一員として、政府との随意契約を通じて調達された備蓄米の全国展開に参画しています。
現在の販売状況
マックスバリュでは、2025年4月頃から備蓄米と考えられる商品の販売が確認されています。
これらの商品は「複数原料米 国内産」という表示で販売されており、5キロで3,280円という価格設定となっています。全国のイオンやマックスバリュなどの系列店舗では、このような表示の備蓄米由来と考えられる商品が販売されています。
現在販売されている備蓄米の特徴として、他のお米と比較して明らかに価格が安く、見慣れない商品名で銘柄名がない、原料表示が「複数原料米(国内産)」、採れた時期の産年表示がないという点が挙げられます。
これらの特徴は政府備蓄米の見分け方として知られており、マックスバリュで販売されている商品もこれらの条件に該当します。
イトーヨーカドー、西友など他の大手チェーンの動向
イオン以外の主要な大手スーパーマーケットチェーン、例えばイトーヨーカドーや西友、ライフなどでも、政府備蓄米の取り扱いは広がっています。
これらのチェーンでも、「ブレンド米」「家計応援米」といった名称で、5kgあたり3,000円台後半から4,000円程度で販売されているケースが多く見られます。
各社とも、米価高騰に対する消費者の負担軽減を意識した価格設定を心がけているようです。
特に、プライベートブランドを持つスーパーでは、自社ルートで備蓄米を調達し、より安価に提供しようとする動きも見られます。
店舗によっては、入り口付近や特設コーナーで目立つように陳列されていることもあります。
ただし、こちらも人気商品のため、午前中に売り切れてしまうことも少なくありません。定期的に店舗を訪れたり、入荷情報を問い合わせたりするなど、こまめなチェックが購入の鍵となります。
政府備蓄米への西友の対応
随意契約制度による販売拡大
2025年5月26日に小泉進次郎農水大臣が発表した政府備蓄米の新制度により、西友は備蓄米販売が大幅に拡大する予定です。従来の競争入札から随意契約へと変更され、国が直接大手スーパーなどに売り渡すことで、5キロ2000円での店頭販売が実現する見込みです。
西友は6月上旬以降に新制度による政府備蓄米の販売を開始する予定となっています。
これにより、従来の台湾産米ブレンドよりもさらに安価な国産備蓄米の提供が可能になります。
備蓄米、西友店頭での購入方法
西友では米売り場に備蓄米を陳列しており、価格が安いことから人気商品として扱われています。
店舗によっては、自社ルートで備蓄米を調達し、より安価に提供しようとする動きも見られます。入り口付近や特設コーナーで目立つように陳列されていることもあり、午前中に売り切れてしまうことも少なくありません。
西友オンライン購入オプション
西友ネットスーパーでは、アルファ化米の「安心米」シリーズを購入することができます。ただし、台湾産米ブレンドの「むすびの郷」については、店頭販売が中心となっているようです。
業務スーパーの備蓄米・ディスカウントスーパーなど
業務スーパーでの備蓄米の探し方と注意点
業務スーパーは、大容量で低価格な商品が魅力ですが、備蓄米に関しても比較的安価に手に入る可能性があります。
業務スーパーで備蓄米を探す際のポイントは、まず米売り場の「国内産ブレンド米」や「複数原料米」といった表示の商品をチェックすることです。
政府備蓄米は、単一銘柄米ではなく、複数の品種や産地のお米がブレンドされていることが多いため、これらの表示が目印になります。
価格帯は、5kgで3,500円~3,800円程度で見つかることがあります。注意点としては、業務スーパーでは「備蓄米」という明確な表示がされていない場合がほとんどであるため、産地や精米年月日、そして価格帯から総合的に判断する必要があります。
また、商品の回転が速いため、入荷していてもすぐに売り切れてしまうことがあります。頻繁に店舗をチェックするか、店員さんに入荷状況を尋ねてみるのが良いでしょう。
サンディ、OKストアなど他ディスカウント店の状況
サンディやOKストアといったディスカウントスーパーも、備蓄米を安価に購入できる可能性が高い店舗です。
これらの店舗は、徹底したコスト削減により、日常的に低価格な商品を提供しており、政府備蓄米の取り扱いにおいてもその強みを発揮しています。
例えば、サンディでは「我が家のお米楽しい食卓」といった商品名で、5kgあたり税込3,000円台後半で販売されている例が報告されています。OKストアも同様に、「家計応援米」などの名称で競争力のある価格で提供していることがあります。
これらのディスカウント店で備蓄米を見つけるコツは、やはり「複数原料米 国内産」の表示と価格帯です。また、チラシや店頭のPOP広告なども重要な情報源となります。
ただし、人気商品はすぐに品切れになるため、入荷情報を逃さず、早めの時間帯に店舗を訪れることをおすすめします。
価格重視ならチェックしたいポイント
価格を重視して備蓄米を選びたい場合、いくつかのチェックポイントがあります。
まず、最も重要なのは「1kgあたりの価格」を比較することです。5kg袋や10kg袋など、パッケージの大きさが異なると単純な袋価格では比較しにくいため、単価で比較するとより正確にお得度がわかります。
次に、ディスカウントスーパーや業務スーパー、そして大手スーパーのプライベートブランド商品は、比較的安価な傾向にあります。
また、特売日やセール期間を狙うのも有効です。チラシやアプリで情報をこまめにチェックしましょう。オンラインストアでも、定期的なセールやポイントアップキャンペーンを利用するとお得に購入できることがあります。
ただし、あまりに安すぎる商品には注意が必要です。
産地や精米年月日を確認し、信頼できる販売元から購入するように心がけましょう。品質と価格のバランスを見極めることが大切です。
『備蓄米どこで買える』大阪編
大阪府内の主要スーパーでの取り扱い調査
「備蓄 米 どこで 買える 大阪」と検索されている方へ。
大阪府内でも、イオン、ライフ、イズミヤ、関西スーパーといった主要なスーパーマーケットチェーンで政府備蓄米の取り扱いが確認されています。
これらの店舗では、米売り場に「複数原料米 国内産」や「ブレンド米」として、5kgあたり3,000円台後半から4,000円程度の価格帯で販売されていることが多いです。
大型店舗や郊外店では、比較的在庫が確保しやすい傾向にありますが、都心部の小型店舗では品薄になることもあります。
また、店舗によっては独自のセールやポイント還元を行っている場合もあるため、近隣の店舗情報を比較検討するのがおすすめです。各スーパーのウェブサイトやアプリで最新のチラシ情報を確認したり、直接店舗に電話で問い合わせたりするのも有効な手段です。
【大阪編】地域密着型スーパーや市場での購入可能性
大阪府内には、大手チェーンだけでなく、地域に根ざしたスーパーマーケットや昔ながらの市場も数多く存在します。こうした店舗でも、政府備蓄米を取り扱っている場合があります。
例えば、玉出やサンディといった地元で人気のディスカウントスーパーでは、大手よりもさらに安価な価格で備蓄米が見つかることもあります。
また、地域の米穀店や市場内のお米屋さんでは、店主から直接情報を得られたり、少量からの購入に対応してくれたりするメリットがあるかもしれません。

大阪で備蓄米を探す際のポイントと注意点
大阪で備蓄米を探す際には、いくつかのポイントと注意点があります。
まず、複数の店舗を比較検討することが重要です。
同じ備蓄米でも、店舗によって価格や在庫状況が異なるため、チラシやウェブサイトで情報を集め、可能であれば数店舗を回ってみましょう。
次に、購入する際にはパッケージの表示をよく確認してください。
「複数原料米 国内産」という表示や、精米年月日が比較的新しいもの(政府の放流時期と照らし合わせて)を選びましょう。
また、人気商品のため、午前中の早い時間帯に売り切れてしまうことがあります。可能であれば、平日の午前中など、比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。
購入制限が設けられている場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。万が一、店頭で見つからない場合は、店員さんに丁寧に入荷予定などを尋ねてみるのも一つの方法です。
【備蓄米】 オンラインストア『楽天』との会談
2025年5月23日午前、東京都千代田区の農林水産省で行われた小泉進次郎農水大臣と楽天グループの三木谷浩史会長兼社長の会談について、具体的な話し合い内容と決定事項をまとめます。
会談の背景と目的
小泉農水大臣は、政府備蓄米の流通改革において「ネット販売も含めて様々な流通の形を模索してかないと一人でも多くの方に安くおいしいコメを届けられない」との考えから、楽天グループとの協力を求めました。
随意契約制度への転換
従来の競争入札(最も高い価格を提示した業者と契約)を中止し、国が売り渡し先や価格を決める「随意契約」への転換を進める中で、大手ネット販売企業である楽天の参加が重要な要素と位置づけられました。
小泉大臣と三木谷社長の会談での具体的な話し合い内容
1. 随意契約への参加要請と回答
小泉大臣からの要請: 政府備蓄米の随意契約への参加協力
三木谷社長の回答: 「ぜひ全面的に協力させていただければ」と即答し、積極的な参加意向を表明
2. ネット販売による流通革新の提案
話し合いの内容:
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楽天の自社サイトを活用した備蓄米の直接販売
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従来の卸売業者を通さない新しい流通ルートの構築
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「今回の備蓄米を一つの起爆剤として、直接おろしてもらって販売をしていくということが行えれば、一つの突破口になる」との三木谷社長の認識
3. 販売価格についての協議
目標価格の確認: 5キロ2000円台での販売実現
三木谷社長の姿勢: 「我々の方はこれですね、大幅な利益を上げようということはなくて」と、利益よりも消費者への安価提供を優先する方針を明言
決定・合意された事項
1. 楽天グループの随意契約参加決定
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楽天グループが政府備蓄米の随意契約に正式参加
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「積極的に検討していきたい」との強い意欲を表明
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実際に5月27日時点で1万トンの申し込みを実施
2. 販売方法の具体化
販売チャネル: 楽天の自社サイトでの直接販売
販売形態: 精米器とセットでの販売なども検討
販売開始時期: 「すぐにでもできる」との三木谷社長の発言
3. 販売規模と価格設定
販売量: 「かなりの量を販売できる」との楽天側の見通し
価格目標: 5キロ2000円台での販売実現に向けて「頑張りたい」との合意
4. 流通革命への貢献
中間マージン削減: JAや卸売業者を経由しない直接販売により流通コストを大幅削減
配送の優位性: 「ネットだからこそ、スピーディーにできる」との楽天の強みを活用
小泉大臣と三木谷社長の会談の意義と今後への影響
流通システムの変革
この会談により、政府備蓄米の流通において従来の既存ルートに加え、ネット販売という新しいチャネルが正式に組み込まれることが決定しました。
消費者メリットの拡大
楽天の参加により、全国どこからでもアクセス可能なオンライン販売が実現し、地域格差なく安価な備蓄米を購入できる環境が整うことになりました。
他企業への波及効果
楽天という大手IT企業の参加表明は、他のネット販売事業者や小売業者の参加を促進する呼び水効果も期待されています。
この会談では、楽天グループが政府備蓄米の随意契約に全面協力し、自社サイトで5キロ2000円台という破格の価格で直接販売することが合意され、米の流通革命における重要な転換点となりました。
楽天市場での備蓄米の探し方とショップ選び
楽天市場もまた、備蓄米を購入する際の有力なオンラインチャネルです。
多数の米穀店や食品販売業者が出店しており、こちらも豊富な品揃えを誇ります。
楽天市場で備蓄米を探す際は、検索窓に「備蓄米」「政府備蓄米」「ブレンド米 安い」といったキーワードを入力して検索します。ショップ選びのポイントとしては、販売実績が多く、購入者からのレビュー評価が高い店舗を選ぶと安心です。
また、ショップ独自のポイントアップキャンペーンやクーポンが発行されている場合もあるため、こまめにチェックするとお得に購入できるチャンスがあります。お買い物マラソンや楽天スーパーセールなどの大型セール期間中は、さらにお得になることも期待できます。送料の有無や配送地域も確認しておきましょう。
備蓄米購入のポイント!見分け方
「政府備蓄米」の見分け方とパッケージのチェックポイント
「複数原料米」「国内産」表示の意味
スーパーなどで販売されているお米の袋には、様々な情報が表示されていますが、政府備蓄米を見分ける上で重要なのが「複数原料米」と「国内産」という表示です。
まず「複数原料米」とは、文字通り複数の品種や産地、収穫年のお米がブレンドされていることを意味します。政府備蓄米は、様々な地域や時期に収穫されたお米を保管しているため、市場に放出される際にはこの形で販売されることが一般的です。
一方、「単一原料米」は、特定の品種、産地、収穫年のお米であることを示します。
次に「国内産」という表示は、そのお米が日本国内で収穫されたものであることを意味します。まれに「外国産」とブレンドされている場合もあるため、国内産にこだわりたい場合はこの表示を確認しましょう。
政府備蓄米の多くは国内産です。これらの表示と価格帯、精米時期などを総合的に見て判断します。
精米年月日と産地の確認方法
備蓄米を選ぶ際には、精米年月日と産地の確認も大切です。
精米年月日は、お米が玄米から白米に精米された日付を示しており、これが新しいほど新鮮であると言えます。政府備蓄米の場合、放出されてから小売店に並ぶまでの期間があるため、必ずしも直近の日付ではありませんが、あまりにも古いものは避けた方が無難です。
パッケージの裏面や側面に記載されていることが多いので、必ずチェックしましょう。
産地については、「複数原料米 国内産」と表示されている場合、具体的な産地名までは記載されていないことがほとんどです。これは、複数の産地のお米がブレンドされているためです。もし産地にこだわりたい場合は、単一原料米を選ぶか、産地が明記されているブレンド米を探す必要があります。
ただし、政府備蓄米は国内産が基本なので、その点は安心できるでしょう。
備蓄米と表示されていない場合の見極め方
店頭で「政府備蓄米」と明確に表示されて販売されることは稀です。
そのため、消費者が自ら見極める必要があります。主なポイントは、これまで述べてきたように、まず「複数原料米」かつ「国内産」という表示であること。次に、価格が通常の同量のお米よりも比較的安価であること(2025年現在の目安として5kgで4,000円前後かそれ以下)。
そして、精米年月日が政府の備蓄米放出時期(例えば2025年春以降など)と関連している可能性があることです。これらの要素を総合的に見て、「これは政府備蓄米かもしれない」と判断します。
確実な情報ではありませんが、これらの特徴を持つお米は、備蓄米である可能性が高いと言えるでしょう。不安な場合は、店員さんに尋ねてみるのも一つの手ですが、店舗側も明確に「備蓄米です」とは言えない場合があることを理解しておきましょう。
備蓄米「まずい」は誤解?
備蓄米の食味は本当に落ちるのか?
「備蓄米はまずい」という噂を耳にすることがありますが、これは必ずしも正しくありません。
確かに、政府備蓄米は新米と比較すると、収穫から時間が経過しているため、水分量がやや少なくなり、粘りや甘み、香りが若干劣る傾向はあります。
しかし、国によって適切に低温倉庫などで保管されているため、品質が著しく劣化しているわけではありません。
近年の保管技術の向上もあり、食味はかなり改善されています。

価格が安いからといって、極端にまずいということはありません。
5年以上の長期保存米を選ぶ際の注意点
5年以上の長期保存が可能な備蓄米を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。
まず、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。
実績のあるメーカーや、防災用品を専門に扱っている企業の製品は、品質管理や保存技術において信頼性が高いと言えます。
次に、パッケージに記載されている保存期間や賞味期限を必ず確認しましょう。
また、保存方法の指示(直射日光を避ける、高温多湿を避けるなど)を守ることが、品質を維持するためには不可欠です。
購入後は、定期的に保管状況をチェックし、パッケージに破損がないかなどを確認することも大切です。さらに、実際に非常時になった際にスムーズに使えるよう、事前に調理方法を確認しておくこともおすすめします。
少量パックで試食できる商品があれば、味や食感を確かめておくと、いざという時に安心して食べられます。
【備蓄米に関するQ&A】疑問や不安をスッキリ解消
政府備蓄米の「放出」ってどういうこと?
政府備蓄米制度の仕組みと目的
政府備蓄米制度は、日本の食糧安全保障の根幹をなす重要な仕組みです。
国(農林水産省)が、国民の主食である米の安定供給を確保するために、毎年一定量のお米を買い入れ、備蓄しています。
その主な目的は、①大規模な自然災害や天候不順による国内の米不足に備えること、②米の価格が著しく高騰または下落した場合に市場に介入し、価格の安定を図ること、③国際的な食糧危機や輸入途絶のリスクに備えること、などです。備蓄されるお米は、主にその年に収穫されたお米であり、一定期間(通常数年間)保管された後、品質が低下する前に市場に「放出」され、新しいお米と入れ替えられます。
このサイクルによって、常に一定量の備蓄米が確保される仕組みになっています。
放出の頻度と量、市場への影響
政府備蓄米の放出は、定期的に行われる「売買同時入札(SBS)」という方式や、必要に応じて臨時で行われることがあります。
放出の頻度や量は、その時々の米の需給状況、価格動向、そして政府の判断によって決まります。

備蓄米はどこにあるの?見つけにくい時の対処法
スーパーの米売り場のどのあたりにあるか
スーパーマーケットで備蓄米を探す際、「どこにあるの?」と迷うことがあるかもしれません。
政府備蓄米は、多くの場合、明確に「備蓄米」と表示されているわけではなく、通常の米売り場の中に紛れて置かれていることが一般的です。
具体的には、「複数原料米 国内産」や「ブレンド米」といったカテゴリーの商品が集められている棚や、特売品コーナー、あるいは入り口近くの目立つ場所に平積みされていることもあります。
銘柄米が並んでいる棚とは少し離れた場所や、価格帯が比較的安い商品が集まっているエリアを探してみると見つかりやすいでしょう。パッケージのデザインも、シンプルなものや「家計応援」といった文字が目立つものが多い傾向にあります。
店員さんに尋ねる際のポイント
もし自分で見つけられない場合は、遠慮なく店員さんに尋ねてみましょう。
その際、「政府の備蓄米はありますか?」と直接的に聞くよりも、「一番安いお米はどれですか?」や「ブレンド米で国内産のものはありますか?」といった聞き方をすると、スムーズに案内してもらえる可能性が高まります。

【総括】備蓄米どこで買える?
備蓄米の購入場所探し、お疲れ様でした・・・。
この記事を通じて、どこでどんな備蓄米が手に入るのか、少しでも明確になったなら嬉しいです。
2025年、私たちの食を取り巻く環境は刻々と変化していますが、備蓄米という選択肢は、家計を守り、未来の安心を築く上で、ますます重要な役割を担っていくでしょう。
政府備蓄米の放出は、一時的な価格高騰への対策だけでなく、私たち消費者が食料について考える良い機会を与えてくれています。スーパーの棚に並ぶ「複数原料米」の袋が、国の食糧政策や農家の方々の努力、そして私たちの食卓へと繋がっていることを感じていただけたでしょうか。
また、防災への意識が高まる中、5年、10年と私たちの命を繋ぐ可能性を秘めた長期保存米の技術も進化しています。
備蓄米は「まずい」という心配も、工夫次第で美味しくいただける時代です。大切なのは、情報を正しく理解し、自分や家族に合った方法で備えること。
これからも、備蓄米の流通はさらに多様化し、オンラインでの購入もより便利になっていくでしょう。もしかしたら、あなたの街の意外な場所で、お得な備蓄米との出会いがあるかもしれません。
この記事が、あなたの「備蓄米、どこで買えるの?」という最初の疑問から一歩進んで、賢い消費者として、そして安心できる未来を築くための一助となれたなら、これ以上の喜びはありません。
どうぞ、今日得た知識を活かして、あなたとあなたの大切な人のための「安心の備え」を始めてみてください。