「マルエツで備蓄米、まだ買えないの?」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
イオンやドン・キホーテでは6月上旬から販売が始まっているのに、なぜマルエツだけ遅れているのか気になりますよね。
実は、マルエツの本間正治社長は5月30日の記者会見で「充分な供給ができてないのは事実」と認めており、現在も準備段階が続いています。
しかし、親会社イオンが2万トンもの備蓄米を確保し、「6月以降の早い時期に店頭に並ぶよう取り組んでいる」と発表。
この記事では、マルエツの備蓄米がいつから本格販売されるのか、その背景と今後の見通しを解説します。
【結論】マルエツの備蓄米はいつから本格販売するの?
本格販売は6月下旬から7月上旬開始予定
マルエツの備蓄米本格販売は2025年6月下旬から7月上旬にかけて開始される見込みです。
マルエツの本間正治社長は5月30日の記者会見で「今、打ち合わせをしており、6月以降の早い時期に店頭に並ぶよう取り組んでいる」と明言しており、
現在はイオングループとの連携による供給体制の最終調整段階にあります。
【マルエツの備蓄米】限定的な先行販売は実施済み
マルエツでは既に4月17日から備蓄米の取り扱いを開始していますが、本間社長自身が「充分な供給ができてないのは事実」と認めている状況です。
一部の消費者からは「マルエツでお米ゲットできました!」という報告も上がっているものの、これは試験的な販売や限定的な先行入荷分と考えられます。
【マルエツの備蓄米】販売開始が遅れている理由
イオングループとの大規模連携戦略
マルエツの販売開始が他社より遅れている最大の理由は、親会社イオンとの連携による大規模な供給体制構築にあります。
イオンはグループ全体で2万トンという大量の備蓄米を調達しており、これをマルエツを含む全国約1万店舗に効率的に配分するための調整を行っている状況です。
【マルエツの備蓄米】安定供給重視のアプローチ
マルエツは単発的な販売ではなく、継続的で安定した供給を重視しています。
同社は合計2,500トン(令和4年産1,300トン、令和3年産1,200トン)の備蓄米を確保済みであり、全店舗での長期間にわたる安定供給を目指している点が、他社の迅速な販売開始戦略との違いです。
【マルエツの備蓄米】予想される販売条件《価格&購入方法》
【マルエツの備蓄米】価格設定
マルエツでの備蓄米販売価格は、他社の事例から5kgあたり税込2,000円台前半になると予想されます。
政府の売渡価格が玄米60kgあたり1万700円(税抜)であることから、一般的なマージンを考慮すると小売価格は5kg税込2,160円程度の水準になる見込みです。
購入制限と販売方法
他の大手スーパーと同様、マルエツでも「1家族1袋まで」という購入制限が設けられる可能性が高く、販売初期には整理券配布も予想されます。
特に販売開始初日や週末は混雑が予想されるため、事前の情報収集が重要になります。
【マルエツの備蓄米販売】今後の見通し
【マルエツの備蓄米】供給体制の強化
イオングループの全国物流ネットワークを活用することで、マルエツでも一都三県を中心とした店舗への安定的な供給が実現される見込みです。
グループ全体での調達により、「引き取りや輸送における効率的ルートを確保するとともに、ほかの卸先との協働を通じて円滑な流通を実現」する計画です。
【マルエツの備蓄米】並ばずに購入できる時期
現在の他社の販売状況を踏まえると、都心部でマルエツ、西友、まいばすけっとしかない地域の消費者は、「並ばずにゆっくりと備蓄米が買える」状況になるまで6月下旬から7月頃まで待つ必要があると予想されています。
しかし、イオングループの大規模調達により、夏頃には供給状況の大幅な改善が期待できます。
【総括】マルエツの備蓄米はいつから本格販売するの?
マルエツの備蓄米本格販売は、他社より約1ヶ月遅れの6月下旬から7月上旬に開始される見込みです。
この遅れは競争上の劣勢ではなく、イオングループとしての大規模な供給体制構築による戦略的な判断であり、より安定的で持続的な供給を実現するためのものです。
価格は5kgあたり税込2,000円台前半が予想され、購入制限も設けられる見込みですが、グループ全体での2万トン調達により、長期的な安定供給が期待できます。