2026年3月に入り、ガソリン価格は急激な上昇局面に突入していおり、3月2日時点のレギュラーガソリン全国平均価格は158.5円/Lで、3週連続の値上がりとなりました。
杉山 制空燃料費の高騰は、私たち配食サービスを営むデリバリー業界にはまさに死活問題です。
2月28日に始まった米国・イスラエルによるイランへの軍事攻撃を契機として原油価格が急騰しており、来週以降のガソリン価格への大幅な波及が確実視されています。3月8日夜にはWTI原油先物が一時1バレル111ドル台を記録し、100ドル突破は約3年8カ月ぶりです。
専門家は、状況が長期化すればガソリン価格が200円を超える可能性を指摘しています。



因みに、宝塚市の3月10日ガソリン価格は、153円でした・・・ここからどうなるのか?
ガソリン値上げ情報 (3月2日時点・資源エネルギー庁発表)
| 油種 | 全国平均価格(円/L) | 前週比 |
|---|---|---|
| レギュラー | 158.5円 | +1.4円 |
| ハイオク | 169.3円 | +1.4円 |
| 軽油 | 146.6円 | +1.4円 |
| 灯油(店頭) | 123.3円 | +1.1円 |
資源エネルギー庁が3月4日に公表したデータによると、全4油種が値上がりとなり、46都道府県で価格が上昇しています。
地域別のレギュラーガソリン価格
| 地域 | 価格(円/L) | 前週比 |
|---|---|---|
| 北海道 | 159.5円 | +3.0円 |
| 東北 | 157.3円 | +1.6円 |
| 関東 | 158.3円 | +1.5円 |
| 中部 | 157.0円 | +1.7円 |
| 近畿 | 157.7円 | +1.5円 |
| 中国 | 159.6円 | +1.6円 |
| 四国 | 157.2円 | +0.5円 |
| 九州沖縄 | 161.3円 | +1.1円 |
都道府県別では、最高値が鹿児島県の167.6円、最安値が宮城県の152.4円でした。北海道が前週比+3.0円と最大の上昇幅を記録しています。
2026年のガソリン価格推移
2026年のガソリン価格は、暫定税率廃止の影響で年初に大きく下落した後、じわじわと上昇基調にあります。
| 時期 | レギュラー全国平均(円/L) | 備考 |
|---|---|---|
| 2025年1月6日 | 177.2円 | 補助金15円/L支給中 |
| 2026年1月5日 | 151.3円 | 暫定税率廃止直後 |
| 2026年2月2日 | 155.6円 | 緩やかに上昇 |
| 2026年2月16日 | 156.7円 | 上昇続く |
| 2026年2月24日 | 157.1円 | イラン攻撃直前 |
| 2026年3月2日 | 158.5円 | 3週連続値上がり |
2025年12月31日にガソリンの暫定税率(25.1円/L)が廃止され、同時にガソリン補助金も終了。暫定税率の廃止で税負担は25.1円/L減少しましたが、補助金(最大25.1円/L)の同時終了により、差し引きで消費者への実質的な値下がり効果は限定的となりました。それでも、前年同期比では約28円安い水準となっていました。
原油価格急騰の背景 ― イラン情勢の緊迫化
米国・イスラエルによるイラン攻撃
2026年2月28日(日本時間)、米国とイスラエルがイランに対して軍事攻撃を開始。イランの最高指導者ハメネイ師が死亡したとの報道もあり、中東情勢は一気に緊迫化しました。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖
原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡が事実上封鎖された状況です。世界の原油の20%超が通過するこの要衝で、タンカーの航行が停止しているのです。日本で使う原油のおよそ8割がホルムズ海峡を通過するため、日本経済への影響は特に深刻です。3月3日時点で、ペルシャ湾に日本の船42隻がとどまっている状況が報告されています。
原油先物価格の急騰
| 日付 | WTI原油先物価格(1バレル) | 動向 |
|---|---|---|
| 2月27日(攻撃直前) | 約67ドル | 攻撃前の水準 |
| 3月1日 | 約75ドル | 攻撃後に急騰 |
| 3月4日 | 約78ドル | 続伸 |
| 3月5日 | 81ドル台 | さらに上昇 |
| 3月6日 | 90.90ドル | ブレント原油92.69ドル |
| 3月8日(夜間) | 一時111ドル台 | 約3年8カ月ぶりの100ドル超え |
3月8日夜、WTI原油先物は一時111ドル台を記録し、前週末比22%余りの急騰となりました。ブレント原油も一時119.50ドルを付けた後、G7の備蓄放出協議報道などで上げ幅を縮小し、101ドル近辺で推移。100ドル超えは2022年7月以来、約3年8カ月ぶりの事態です。
イランの高官は3月8日、イスラエルの攻撃により戦闘は「新たな段階」に突入したとし、数日中に中東地域の資源関連インフラへの攻撃の可能性を示唆しており、供給不安は一段と深刻化しています。
今後のガソリン価格見通し
【ガソリン値上げ】短期見通し(3月中)
石油元売り会社は2月26日~3月4日分の卸値を2.5円引き上げると通知しており、この卸値上昇がまだ店頭価格に十分反映されていません。 イラン攻撃後の原油高騰分も含め、今後数週間で大幅な値上がりが予想されます。
来店者からは「3月だけでも10円以上の値上げが予想される」との声も上がっています。



gogo.gs の3月9日時点の投稿では、すでにレギュラー155~160円台の報告が相次いでいるます。3月10日、宝塚市のガソリン価格は153円でした。
【ガソリン値上げ】専門家によるシナリオ分析
野村総合研究所の木内登英氏は以下の3つのシナリオを提示しています。
| シナリオ | WTI原油価格 | 想定ガソリン価格 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 楽観シナリオ | 77ドル | 181円/L | 早期収束 |
| ベースシナリオ | 87ドル | 204円/L | 軍事衝突の激化・長期化 |
| 悲観シナリオ | 140ドル | 328円/L | ホルムズ海峡完全封鎖が1年続く場合 |



WTI原油先物がすでに100ドルを突破している現状は、ベースシナリオを大きく上回る展開であり、ガソリン価格200円超えは現実的な見通しとなっているとか?ただし、オールドメディアは恐怖を煽り過ぎでは?の印象を感じます。個人的には下記のサキシル新田さんの動画が参考になりました。
ガソリン補助金の復活可能性
【ガソリン値上げ】暮らし・経済への影響
【ガソリン値上げ】家計への影響
みずほリサーチ&テクノロジーズの試算では、原油価格の上昇が続けば家計負担は1世帯平均2万2,000円増加するとされている。ガソリン代に加え、夏以降には電気・ガス料金への波及も懸念されます。
物流・物価への波及
輸送業のガソリンコスト増加は、回り回って一般的な物価水準を押し上げる要因となります。なお、軽油の暫定税率(17.1円/L)は2026年4月1日に廃止予定であり、物流コストの一部軽減効果が期待されます。ただし、原油高が継続すればその効果も相殺される可能性もります。
石油備蓄の状況
【ガソリン値上げ情報 】今後の注目ポイント
ガソリンの最新値上げ情報をレポートにまとめました。








