SNSで「備蓄米」と並んで話題沸騰中の「カルローズ米」をご存知ですか?
政府の米政策が歴史的転換を迎える中、イオンが6月6日から全国約600店舗で本格販売を開始し、一気に注目度が急上昇しています。
「令和の米騒動」から半年、備蓄米ブームが続く今、新たな米の選択肢として脚光を浴びているのがこのアメリカ産カルローズ米です。
小泉農水大臣の輸入米前倒し政策も追い風となり、コストコ、業務スーパー、イオンなど大手チェーンが、続々とカルローズ米の取り扱いを拡大しています。
「2年前から買ってるけど普通においしい」という口コミも多数あり・・・この記事では、今最もホットな食材カルローズ米の販売店舗と価格をお教えします。
カルローズ米はどこで売ってる?販売店一覧
業務スーパーでの販売状況
価格と在庫の最新情報
業務スーパーでのカルローズ米は、5kg 1,825円(税込)で販売されており、最安値候補として注目を集めています。
ただし、価格は変動しており、2025年3月時点では一部店舗で5kg 3,542円まで値上がりしているケースも報告されています。
これは円安やコメ不足の影響を受けたもので、数年前の5kg 1,250円と比較すると大幅な価格上昇となっています。
在庫状況については、米不足の影響で品切れ状態が頻発しており、「業務スーパーに行ったのにカルローズ米が売ってなかった」という声も多く聞かれます。
購入を検討される方は、事前に店舗への在庫確認をおすすめします。
#令和コメ騒動の救世主#米国産カルローズ
1年前、米国産のお米カルローズは
確か業務スーパーで5kg 1480円でした。
それが今は5kg 3350円(+_+)!
人はこれを暴利元就。と呼びます。 pic.twitter.com/f70D4JfJHk— アッキーセブン (@t3nqXjl3g341IeZ) May 16, 2025
【業務スーパーのカルローズ米】 購入時の注意点とコツ
業務スーパーでカルローズ米を購入する際は、複数の店舗で価格を比較することが重要です。
同じ業務スーパーでも地域や店舗によって価格設定が異なるためです。
また、10kgパックの方が1kgあたりの単価が安い傾向にあるため、消費量に応じて大容量パックを検討するのも良いでしょう。
お米売り場では国産米と一緒に並んでおり、赤と金のパッケージが目印となっています。セールやキャンペーン時期を狙うことで、さらにお得に購入できる可能性があります。
【カルローズ米】イオンでの新商品『かろやか』
2025年6月販売開始の詳細
イオンでは2025年6月6日から、カルローズ米100%を使用した『かろやか』というブランド名の商品を販売開始しました。
価格は4kg 2,680円(税込)で設定されており、都市部を中心に順次展開されています。
取扱量は約1.4万トンを予定しており、3カ月ほどで完売する見込みとされています。
この商品は、イオンが4月にアメリカ産と国内産のブレンド米を発売し好評だったことを受けて、アメリカ産100%の米の販売を決定したものです。
グラス大使は、米国産カルローズ米100%「かろやか」がスーパー「イオン」で発売されるのを記念し、大使公邸でイベントを開催しました。大使は、この歴史的な節目を祝うとともに、米国が日本おいて、質の高い食材と信頼できる食品供給国であることを強調しました。… pic.twitter.com/w0QbySj9Jw
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) June 3, 2025
【カルローズ米はどこで売っている?】その他の実店舗での取り扱い
【カルローズ米】ドン・キホーテでの販売
ドン・キホーテでもカルローズ米の取り扱いがあり、5kg 3,759円(税込)で販売されています。
この価格には関税1,705円と消費税279円が含まれており、税額だけで1,984円となっています。
本来のお米の価格1,775円よりも税額の方が高いという状況で、輸入米の価格構造を示す興味深い事例となっています。地方のドン・キホーテでも取り扱いがあることから、全国的に展開されている可能性があります。
【カルローズ米】カインズでの販売状況
カインズは全国展開するホームセンターでありながら、食品の取り扱いも行っている店舗があります。特に大型店舗や都市近郊のカインズでは、米や調味料、飲料など日常使いできる食品コーナーが充実しています。
カルローズ米については、すべてのカインズで取り扱っているわけではありませんが、一部の大型カインズや食品やペット用品の品揃えに力を入れている店舗では、1,980円(税込)で販売されているという情報があります。
【カルローズ米】コストコでの販売状況
コストコで販売されているカルローズ米は「ラグランデファミリー カルローズ米」という商品名で、アメリカ・カリフォルニア州産の無洗米として提供されています。商品番号は21088で、ジャポニカ系の中粒種に分類されます
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5kg:約2,998円〜3,542円(税込)
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1kgあたり:約600円〜708円
【カルローズ米】その他の実店舗での取り扱い
その他大手スーパー
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西友: 輸入食品コーナーで5kg 約2,800円〜3,500円
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イオン各店: 5kg 約2,800円〜3,500円
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イトーヨーカドー: 取り扱いあり(輸入食品コーナー)
カルディ
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価格: 2kg〜5kg 約1,500円〜3,000円
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注意: 店舗によっては在庫なしの場合あり
島忠ホームズ
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価格: 5kg 約2,678円、10kg 約5,162円
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特典: ニトリのポイントカード使用可能
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング
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価格帯: 5kg 約2,500円〜4,198円
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大容量: 8kg、24kgパックも販売
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特典: 送料無料商品が多数、楽天ではポイント還元あり
専門オンラインショップ
楽天市場やYahoo!ショッピングでは以下の専門店が販売中
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内野米穀: 2kg、5kg、10kg、20kg、25kgパック
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お米の専門店 神蔵屋: 1kg、5kg、10kgパック
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弁次郎商店: 1kg、5kg、10kg、25kgパック
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幸村米穀: 5kg、10kg、20kgパック
コンビニエンスストア
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セブンイレブン: 2025年6月中に販売開始予定
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ファミリーマート: 一部店舗で販売開始
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ローソン: 一部店舗で販売開始
ベイシアネットスーパー
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商品名: 米国産カルローズ米
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価格: 5kg 3,590円(税込3,877円)
イオンネットスーパー
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価格: 5kg 4,080円(税込4,406円)
【カルローズ米】購入前に知っておきたい基本情報
カルローズ米とは何か?
【カルローズ米】生産地と品種の特徴
カルローズ米は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州で主に生産されている中粒種のお米です。
「Calrose」という名前は、生産地である「California」と、米がバラ(Rose)のように美しいことから名付けられました。
日本米のルーツを持つ品種をカリフォルニアの気候に合わせて改良したもので、世界中に輸出されています。
短粒種に比べると長くて大きいジャポニカ系のおコメで、カリフォルニア州で最も多く栽培されており、アメリカ国内の和食レストランをはじめ、アジア系住民に好んで食されているおコメです。
【カルローズ米】栄養成分と保存方法
カルローズ米の栄養成分について、炊いた白米、ご飯1杯分(約150g)のエネルギーは約250kcalとされています。
お米はパッケージに栄養成分が表示されていませんが、一般的な白米と同様の栄養価を持っています。保存方法については、常温保存が可能ですが、お早めにお使いくださいとされており、開封後は密閉容器に入れて冷暗所で保存することが推奨されます。
【カルローズ米】向く人・向かない人の特徴
カルローズ米が向く人
カルローズ米が向く人の特徴として、おかずやふりかけとご飯を食べる人、さっぱりした食味のご飯が好みの人、タイ米も平気な人が挙げられます。
また、カレーやチャーハン、リゾットなどの洋風料理をよく作る人、コストパフォーマンスを重視する人、新しい食材に挑戦することを楽しめる人にも適しています。
冷めても硬くなりにくく、お弁当やおにぎりにも適しているため、お弁当を作る機会が多い人にもおすすめです。
カルローズ米が向かない人
一方で、白米だけで食べることが多い人、もちもち系統のブランド米が好きな人、風味・香りに敏感な人、やわらかいご飯が好きな人には向かない可能性があります。
日本のお米特有のもちもち感を重視する人や、白米の甘みを楽しみたい人には物足りなく感じられるかもしれません。
ただし、これは好みや価値観の違い、慣れの問題でもあるため、一度試してみることをおすすめします。
【総括】カルローズ米どこで売ってる?
カルローズ米は「業務スーパー」「コストコ」「イオン」などの実店舗や、Amazon・楽天市場といったオンライン通販で手軽に購入できます。
最安値は業務スーパーの可能性が高いですが、価格は変動するため、イオンの新商品などと比較検討するのが賢明です。
「まずい」「危険」という噂は誤解であり、日本米との特性の違いを理解し、正しい炊き方や料理に使うことで、その美味しさを最大限に引き出せます。
特にカレーやチャーハン、リゾットとの相性は抜群です。国産米の価格高騰が気になる今、コストパフォーマンスに優れたカルローズ米を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。